コスタリカ留学体験記進学先:関西大学 社会学部メディア専攻
コスタリカで見つけた私の居場所
「百聞は一見に如かず!触れたことのない文化の中で生活したい!」と、その当時、私は選べた中南米の国全てを派遣先として希望しました。そして嬉しいことに第一志望のコスタリカに合格しました。
コスタリカには日本では見たことのないような自然や美味しい料理、果物がたくさんあります。私は気さくな友達と温かいホストファミリーに囲まれて充実したコスタリカ生活を送ることができました。コスタリカを選んで良かったと心から思っていますが、振り返れば辛いこともありました。コスタリカの公用語はスペイン語です。公用語が英語ではない国の留学で立ちはだかる壁と言えばやはり「言語」です。留学当初は現地の人々の雑談に加われなかったり、先生と生徒たちが盛り上がっている状況が理解できず、疎外感を覚えました。周りの状況が理解できないことが、こんなにも孤独で不安とストレスを感じるものなのかと留学してみて初めて分かりました。そんな全然スペイン語の分からない私にも仲の良い女友達が二人できました。クラスメイトのチャロンとモニカです。昼休みはいつも二人とランチを食べて、 放課後は私の宿題を手伝ってくれることもありました。買い物に出かけたり、共通の友達の誕生日パーティーを計画したり、彼女たちとの楽しい思い出はたくさんあります。AFSの年間派遣プログラムでは、参加生のほぼ全員が半年もすればどんな国の言語でも、日常会話レベルまで上達するそうです。早い生徒は3か月を過ぎた頃から日常会話が分かるようになるようですが、私の場合、3ヶ月を過ぎても、 50分間の昼休み中にチャロンとモニカの会話に一度も参加できないまま次の授業の鐘が鳴る、 なんてことがよくありました。仲良くしてくれていた分、彼女たちの盛り上がりについていけないことが辛かったです。
そこである日、私は気分転換に、違うクラスの友達と昼休みを過ごしました。 昼休みの後、教室に戻るとチャロンが物憂げな様子で私に話しかけてきました。「今日はどうして私たちと一緒にランチ食べなかったの?寂しかったよ」と。私は驚きました。二人の会話に加わることができない時、私は同じテーブルにただいるだけの存在で、お荷物なんだと思っていましたが、それは杞憂でした。私はチャロンの言葉で、スペイン語ができないことも含めて、私という存在を2人は認め、大事な友達と思ってくれていることに気づきました。その日から、私は居場所を作ってくれる二人やコスタリカの人々に恩返しのつもりで、 もっともっと自分からスペイン語で話をするようになりました。
留学に言葉の苦労はつきものですが、その苦労が報われる出会いがきっとあります。無償で助けてくれる人、その国の魅力を教えてくれる人、自分の魅力に気づかせてくれる人など、いろんな人と出会うチャンスがあるのが留学です。そして、私はあまり知らない国こそ、留学の候補に入れることで、あなたの可能性がぐっと広がると思います。知らない国を希望国の1つとして選択してみる。その小さなアクションが、広い世界と繋がるきっかけになります!応援しています!
コスタリカには日本では見たことのないような自然や美味しい料理、果物がたくさんあります。私は気さくな友達と温かいホストファミリーに囲まれて充実したコスタリカ生活を送ることができました。コスタリカを選んで良かったと心から思っていますが、振り返れば辛いこともありました。コスタリカの公用語はスペイン語です。公用語が英語ではない国の留学で立ちはだかる壁と言えばやはり「言語」です。留学当初は現地の人々の雑談に加われなかったり、先生と生徒たちが盛り上がっている状況が理解できず、疎外感を覚えました。周りの状況が理解できないことが、こんなにも孤独で不安とストレスを感じるものなのかと留学してみて初めて分かりました。そんな全然スペイン語の分からない私にも仲の良い女友達が二人できました。クラスメイトのチャロンとモニカです。昼休みはいつも二人とランチを食べて、 放課後は私の宿題を手伝ってくれることもありました。買い物に出かけたり、共通の友達の誕生日パーティーを計画したり、彼女たちとの楽しい思い出はたくさんあります。AFSの年間派遣プログラムでは、参加生のほぼ全員が半年もすればどんな国の言語でも、日常会話レベルまで上達するそうです。早い生徒は3か月を過ぎた頃から日常会話が分かるようになるようですが、私の場合、3ヶ月を過ぎても、 50分間の昼休み中にチャロンとモニカの会話に一度も参加できないまま次の授業の鐘が鳴る、 なんてことがよくありました。仲良くしてくれていた分、彼女たちの盛り上がりについていけないことが辛かったです。
そこである日、私は気分転換に、違うクラスの友達と昼休みを過ごしました。 昼休みの後、教室に戻るとチャロンが物憂げな様子で私に話しかけてきました。「今日はどうして私たちと一緒にランチ食べなかったの?寂しかったよ」と。私は驚きました。二人の会話に加わることができない時、私は同じテーブルにただいるだけの存在で、お荷物なんだと思っていましたが、それは杞憂でした。私はチャロンの言葉で、スペイン語ができないことも含めて、私という存在を2人は認め、大事な友達と思ってくれていることに気づきました。その日から、私は居場所を作ってくれる二人やコスタリカの人々に恩返しのつもりで、 もっともっと自分からスペイン語で話をするようになりました。
留学に言葉の苦労はつきものですが、その苦労が報われる出会いがきっとあります。無償で助けてくれる人、その国の魅力を教えてくれる人、自分の魅力に気づかせてくれる人など、いろんな人と出会うチャンスがあるのが留学です。そして、私はあまり知らない国こそ、留学の候補に入れることで、あなたの可能性がぐっと広がると思います。知らない国を希望国の1つとして選択してみる。その小さなアクションが、広い世界と繋がるきっかけになります!応援しています!
クラスメイトのチャロンとモニカ